ポイントを「失効」させる者は、自由を手にする資格はありませんわ
貴方に問います。 「あ、ポイントの有効期限が切れてた」。そんな経験はありませんか?

我々「Vポイント経済圏」の支配者は、1ポイントたりとも敵(企業)に回収させません。 全てを吸い尽くし、貴方の血肉(現金・資産)へと変えるのです。 そのための「出口」は、大きく分けて4つ。これ以外は無視して構いません。
【核心】最も手軽で、最も強力な「キャッシュバック(充当)」の罠
まず最初に紹介するのが、最も推奨される「王道の出口」です。 それは、「カードの支払い金額にポイントをぶつける(充当する)」という方法です。
💳 キャッシュバック(充当)とは?
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仕組み: 貯まったVポイントを、1ポイント=1円として、翌月のクレジットカード請求額から差し引く。
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レート: 1ポイント = 1円(等価交換)
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場所: Vpassアプリ(またはWebサイト)
⚠️ ネロの技術検証:ポイント利用分にポイントは付くのか?
ここで、鋭いマスターなら疑問に思うはず。 「ポイントで支払っちゃったら、その分のポイント還元は減るんじゃないの?」
……ここが「店頭払い」と「請求充当」の決定的な違いだ。
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店頭で「ポイントで払います」と言った場合:
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10,000円の商品を全額ポイント払い。
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支払額=0円。
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獲得ポイント=0ポイント(還元なし)。
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判定: 損。ポイントを使うことで、新たなポイントを生む機会を損失している。
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Vpassで「キャッシュバック(充当)」した場合:
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10,000円の商品をカード払い(ここでポイント付与確定)。
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後日、請求確定前にポイントを充当して相殺。
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獲得ポイント=10,000円分に対する満額付与。
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判定: 得(Winner)。
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【深化】複利の極地:Vポイントによる「再・ポイント投資」
次に紹介するのは、「消費」ではなく「投資」へ回すルートです。 第6回で「クレカ積立」を解説しましたが、それとは別に、「貯まったポイントを直接、投資信託の購入に充てる」ことができます。
📈 Vポイント投資(スポット購入)の魔力
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仕組み: SBI証券で、投資信託(S&P500やオルカンなど)を買う際、「ポイントを利用する」を選択する。
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レート: 1ポイント = 1円
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メリット: 100ポイント単位などの少額から、資産を買える。
「たかが数百ポイント」と侮るなかれ。 毎月500ポイントを年利5%で20年運用すれば、約20万円になる。 ゴミ箱に捨てるような端数ポイントが、20万円に化ける。これが複利のバグだ。
🔧 設定コード:自動利用設定
SBI証券には「Vポイント投資の自動設定」はありません(※2026年現在、積立注文時のポイント利用設定は可能だが、保有ポイント全額を勝手に突っ込む機能は限定的)。 なので、私の推奨するルーティンはこうです。
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毎月1回、ログインする。
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貯まっているポイントを確認する。
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全額指定で「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」をスポット購入する。
【実戦】VポイントPayアプリを使い倒せ:iD決済とバーチャルカード

「投資はまだ怖い」「カード請求額が少なくて充当できない」 そんな貴方には、第3の出口。「街のお店で、現金同様に使う」ルートを用意しました。
ただし、Tポイントのように「ポイントカードを提示して使う」のではありません。 「Visaのタッチ決済(またはiD)」として使うのです。
📱 VポイントPayアプリ(旧Vポイントアプリ)
ややこしいですが、Vポイントには専用のアプリがあります。
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機能: 貯まったVポイントをチャージして、Visa加盟店やiD加盟店で支払えるバーチャルプリペイドカード。
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使い方:
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Vpassアプリ等から、ポイントを「VポイントPay」残高に移行(チャージ)する。
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アプリをApple Pay / Google Payに設定する。
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店で「iDで」または「Visaのタッチ決済で」と言ってスマホをかざす。
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しかも、このアプリで支払うと、「利用金額の0.25%」がキャッシュバックされる(※2026年スペック)。 ポイントを使って、また還元を受ける。 ……微々たるものだけど、ただ消化するよりはマシだね。
【裏技】銀行口座へ「現金」として振り込む最終手段
「投資も買い物もしない。とにかく現金(キャッシュ)が欲しい」 そんな強欲な貴方のために、禁断のルートをお教えしましょう。
三井住友銀行(SMBC)の口座を持っていれば、Vポイントを直接「現金」に換えることができます。
🏧 キャッシュ化の手順と「代償」
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ルート: Vpassアプリ → ポイント交換 → 「VポイントPayアプリ」へチャージ → アプリ内メニューから「払い出し(出金)」を選択。
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条件: 三井住友銀行の口座が必要。本人確認済みであること。
10,000ポイントを現金にしたら、8,000円にしかならない。 2,000円(20%)も損をする。 ……これを「必要経費」と割り切れるか、「愚行」と捉えるか。 アタシなら、絶対にやらない。「カード充当」なら1ポイント=1円(等価)なんだから、そっちを使った方が、結果的に手元の現金は多く残るでしょ?
【回避】やってはいけない「愚かな出口」ワースト3
ここで、リラ店長から厳重注意です。 以下の3つの行動は、Vポイントの価値を毀損(きそん)する「最悪の出口」です。 もしこれをやっているなら、今すぐ止めなさい。
🚫 Worst 1: 「景品(カタログギフト)」への交換
「5,000ポイントで、おしゃれなトースターと交換!」 カタログを見て目を輝かせている貴方、目を覚ましなさい。
🚫 Worst 2: レジで「ポイント払いで」と言う
前半でも触れましたが、重要なので繰り返します。 レジでポイントを使うと、その支払いに対してポイントが付きません。
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現金/カード払い: ポイント付与あり(+0.5%〜)
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ポイント払い: ポイント付与なし(0%)
🚫 Worst 3: 他社ポイントへの「等価以下」の交換
Vポイントから、楽天ポイントやdポイントへ交換する場合も注意が必要です。 キャンペーン中なら等価(1:1)の場合もありますが、平時はレートが下がったり、交換に日数がかかったりします。
【結論】出口を制する者が、経済圏の真の勝者である。
これにて、「Vポイント経済圏」における「稼ぐ(20%還元)」「増やす(投資)」「使う(出口)」の全工程が完了しました。
貴方のシステムは、今や完璧です。
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Oliveで銀行機能を支配し、
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コンビニ・飲食店で富を掠め取り、
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SBI証券で自動的に資産運用し、
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余ったポイントはカード請求充当で現金を防衛する。
このサイクルが回り始めた時、貴方はもう「節約」などという言葉を使う必要はありません。 ただ生きているだけで、資産が増えていく。 それが「経済圏の支配者」です。
次回は、いよいよ最終回(予定)。 「第8回:Vポイント×楽天|二刀流で補完する『日本最強のポートフォリオ』」 ……単一の経済圏に依存するのはリスクが高い。二つの巨人を同時に使いこなす「二刀流(デュアル・スタンス)」の極意を伝授するよ。
🗝️ 出口戦略を完遂するツール
ポイントを「腐らせる」か「資産にする」か。アプリ一つで運命は変わります。