
1. ATM手数料は「年利マイナス220%」の悪魔

「たかが110円、220円の手数料でしょ?」
……そのセリフ、投資家の前で言わないでくださいね。笑われますよ。
今の日本の銀行預金金利は、約0.001%〜0.02%程度。
- 100万円を1年間預けて、やっと貰える利息: 約10円〜200円
- 貴方が日曜の夜にATMで失う手数料: 220円〜330円
貴方が1回ATMを使うだけで、100万円分の資産が生み出す1年分の利益が、一瞬で消し飛んでいるのです。
自分の預けたお金を引き出すのに、銀行にお金を払う。
これはもはやサービスではありません。「罰金」です。
ネット銀行(住信SBIや楽天銀行など)を使えば、月数回は無料になるのに……なぜ、まだメガバンクの古いカードを使っているのですか?
2. 「ラテマネー」という名の資産溶解液

次に、その手に持っているコーヒーです。
毎日なんとなく買っている400円〜500円のカフェラテやペットボトル。これを「ラテマネー」と呼びます。
計算してみましょう。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 毎日のラテ代 | 500円 |
| 1ヶ月(30日) | 15,000円 |
| 1年間 | 180,000円 |
| 30年間 | 5,400,000円 |
もしこの月1.5万円を、年利5%で30年間積立投資していたら……複利効果で約1,200万円になっています。
貴方が飲んでいるのはコーヒーではありません。
「老後の1,000万円」をストローで啜っているのと同じことなんですよ。
3. コンビニは「時間を買う」場所と割り切る
誤解しないでください。私は「コンビニに行くな」と言っているわけではありません。
私もエテリアのポーション(栄養ドリンク)を買いに行くことはあります。
ですが、「思考停止」で行くことを咎めているのです。
- スーパーなら100円の水が、コンビニでは120円。
- スーパーなら半額の弁当が、コンビニでは定価。
「急いでいる時」や「どうしても今必要な時」以外に利用するのは、貴方が富豪になってからにしなさい。
まとめ:今日から水筒を持ちなさい

さて、今日の授業はここまで。
貴方がやるべきことはシンプルです。
- ATM手数料無料の「ネット銀行」口座を開設する。
- 財布の中に「水筒」という概念をインストールする。
……はぁ。その怠惰な心が、財布を軽くしていることにまだ気づかないのですか?
まずはそのコーヒー代を投資に回すところから……冒険を始めましょうか。