リラ
いらっしゃいませ。 新NISAの口座開設は済みましたか? ……おや、まだ買付ボタンを押せていないようですね。 画面の前で腕組みをして、何日悩んでいるのですか?

貴方が迷っている理由は分かります。 投資界の二大巨頭、「全世界株式(通称:オルカン)」と「米国株式(S&P500)」。 どちらの船に乗るべきか決められないのでしょう? 結論から言います。 「どちらでもいいから、さっさと乗りなさい」 迷っている今の時間こそが、最大の機会損失なんですよ。
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1. どちらを選んでも「正解」な理由
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まず、大前提を共有しましょう。 オルカンもS&P500も、どちらも投資信託としては「最高クラスの魔導具(商品)」です。

なぜなら、どちらを選んでも、貴方のお金は「世界の経済成長」という大きな波に乗ることができるからです。
論より証拠。過去のデータを見てみなさい。

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細かい差はあれど、どちらも右肩上がり。 一番下に這いつくばっている「銀行預金(現金)」とは、住む世界が違うことが分かるでしょう? 細かい違いに悩むより、まずはこの「上昇気流」に乗ることが先決です。
2. 尖った天才「S&P500(米国株式)」
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では、それぞれの特徴を簡単に解説します。 まずは、みんな大好きアメリカ株。「S&P500」です。
- 特徴: アメリカの最強企業500社(Apple, Google, Amazonなど)に集中投資。
- メリット: 過去のリターンは世界最強クラス。資本主義の頂点。
- デメリット: アメリカが没落したら、貴方の資産も道連れになる。
良くも悪くも「アメリカ一強」に賭けるスタイルですね。 「これからもアメリカが世界を支配し続ける!」と信じられる、信仰心の厚い方にはおすすめです。
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3. 万能の秀才「オルカン(全世界株式)」
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次に、世界を丸ごと買う「全世界株式(オール・カントリー)」です。
- 特徴: アメリカを含む、先進国・新興国など世界中の国に分散投資。
- メリット: 究極の分散投資。もしアメリカがダメになっても、次の覇権国(インドや中国など)がカバーしてくれる。
- デメリット: S&P500に比べると、爆発力は少し劣る(平均点狙い)。

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ちなみに、今のオルカンの中身は「約60%がアメリカ」です。 「アメリカも欲しいけど、一点張りは怖い……」という心配性な貴方には、こちらの方が枕を高くして眠れるでしょうね。
まとめ:両方買うという「裏技」もある

まだ迷っていますか? ……はぁ。本当に人間というのは優柔不断ですね。
リラ
最後の手段を教えましょう。 「両方買う」のです。
例えば、月5万円投資するなら、「S&P500に2.5万、オルカンに2.5万」設定すればいいだけのこと。
中身はだいぶ被りますが、迷って動けないよりは100倍マシです。
リラ
いいですか。 投資において重要なのは「何を買うか」よりも「一日でも早く始めて、長く続けること」です。 完璧な正解を探すのはやめて、さっさと積立設定を完了させなさい。